号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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コロッケは俺を裏切らない。

   

コロッケは俺を裏切らない。

当時、ひとつ60円だった。
いつも5つ買っていた。揚げたて。ホカホカ、さくさく。

本来ならば、少し冷ました方がおいしくいただけるのだが、
いつも我慢できず、袋から一つ、もう一つと食べてしまう。
さくさく、ホカホカホカ。

はじめの2つはアツアツだが、3つ目からは、すこし落ち着いてくる。
おなかの方も冷静になれた。ここで初めて、ジャガイモの風味を
よーく味わって食べられる。もぐもぐもぐ。

3つ食べ終えたところで家に着く。
すでにジャガイモは、表面が少し冷たい。

コートをぬぎ、お湯を沸かして、ほっと一息つく。
お茶を入れて、残りのコロッケを取り出す。
冷たいコロッケは、あったかいお茶によく似合う。
緑茶、ほうじ茶、紅茶、なんでもいい。

こうして今日も一日の疲れを癒すのです。

 - その他泣ける話

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