号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

*

ホームレスの男性がしてくれた贈り物

   

ある日俺は街へ出掛けた。
「暇だなぁ。本でみるか」
と思い本屋へ向かってる途中に一人のホームレスが寝ていた。
「邪魔くせーな。うぜー。」
と思い歩いてると突然3才くらいの男の子が道路に走っていった。すると、
「プププー!!!」
爆音が鳴りびいた瞬間、

さっきまで寝ていたホームレスの男性が突然走りだし、
子供を抱きかかえ草むらに飛びこんだ。
俺はまわりを見渡すとボーゼンと立ちすくんでるおじさん、おばさん。
「すげ~」
とか言ってる若者。
俺はその瞬間自分の情けなさ、それとただ単に見ていただけの人間。
俺は思った。
「ホームレスが汚い?生きてる意味がない?ざけんじゃんじゃねえ。
 なんだよお前ら・・・なんだよ俺・・・本当に強いのは、
 このホームレスのおっちゃんだろーが!!」
俺は拳をにぎりしめた。
その後、3才ぐらいの男の子の母親がすかさずかけより、
「ありがとうございます。ありがとうございます。これ少ないですけど・・・」
と言ってお金を渡そうとしていた。
するとホームレスのおっちゃんは言った。
「すいません。受け取れません。でも約束してください。
 絶対に小さい子から目を話さないであげてください。約束です。」

俺は初めて人の暖かさを知った。

 - その他泣ける話

  関連記事

no image
電車の中で

とある電車の中の話。

ある日、電車に乗っていると
少し離れた所に
スーツを着た20~30くらいの
男の人が座ってた

その人、マスク着けてんだけど
多分そんくらいだと思う。

何気なく見てたら

no image
コロッケは俺を裏切らない。

コロッケは俺を裏切らない。

当時、ひとつ60円だった。
いつも5つ買っていた。揚げたて。ホカホカ、さくさく。

本来ならば、少し冷ました方がおいしくいただけるのだが、
いつも我慢できず、袋から一つ、…

no image
病院に書いてあったラクガキ

大きな病院に通院していました。

ある日、男子トイレの洋式の方に入り座ると、ドア裏に小さな落書きがあったのです。

『入院して二ヶ月 直らない もうだめだ』

そして二週間後
(その落書きの事はすっか…

no image
自殺も考えたことが何度もあったけど

「自殺も考えたことが何度もあったけど、そのたびに好奇心が邪魔をしてね。
 世界はどうなっとるんだろうってね。この世の仕組みはなんだろうってね」

しらないおじいさんが言った。泣けた。
おじいさん…

no image
二枚のプリント

交通安全週間のある日、母から二枚のプリントを渡されました。

そのプリントは、交通事故についての注意などが書いてあり、その中には実際にあった話が書いてありました。

それは交通事故で加害者の立場で亡く…

no image
僕は芸人です。

僕は芸人です。

あれは5年前くらいの事…。

その頃の僕は家賃3万円のボロアパートに住み、お金も全然なく毎日を生きるのに精一杯でした。

毎日の食費ですら僕にとってはとても大きな出費でしたので、でき…

no image
京都で一人旅

私が京都で一人旅をしていた時でした。
離婚という大仕事を終え、自分自信の気持ちもやっと落ち着いた頃でした。
でもやっぱり、傷が癒える事はなくて、バイトしてためたお金を握りしめて、大原へいったんです。

no image
魔法使いのコーラ

私の祖父はすごく恐い人で、明治生まれの頑固じじいっていう言葉がぴったりな人でした。

でも、昔のヒトなのにコーラとか若者が好むような食べ物が大好きだったんです。

私達姉弟が幼稚園くらいのときのコ…

no image
サトラレナイ人

悟られない人がいる。

いつも穏やかに微笑んで、その陰にある気の遠くなるような忍耐を誰にも悟らせない人がいる。

悲しいことも、苦しいことも、痛いことも、自分の胸に収めて、笑顔を絶やさず、泣き言を…

no image
全員集合!

脱退してかつ死去したメンバーは一人しかいない。
C.Arai(1928-2000)だ。

そのAraiの葬儀の時にバンドリーダーが読んだ弔事。

「出発間際の忙しい時に、とあんたは大変怒るかも…