号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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うちには猫がいた

   

うちには猫がいた
俺が拾ってきたクロネコだ
まだ小さくて缶詰もやっとこ食える位の生後1,2ヶ月の子猫だった
俺ん家ほんとにビンボウで「猫に食わす飯なんてないよ」って親にすげぇ怒られた
俺には友達がいない、それに愛想もない、金もないし、顔も悪い、性格も悪い、史上最悪のニートだ
自分で働いて育てるって事でなんとか承諾してくれた
クロネコに「ウィンク」と名前をつけた
その子猫は癖なのかそれとも痛いのか、片目をウィンクするからその名前にした
そして人が嫌いな俺は新聞配達をやってみた

で、ウィンクを拾って2年がたった
まぁ慣れたせいかイジメたりするようになっていた
虐待まではいかないが、たいしたことでもないのに叩いたり怒鳴ったり
でもウィンクは俺を親だと思っている
だから甘えてくる
俺が寝てる時はすごい静かに歩く
俺がテレビを見ているときはゴハンを静かに食べる
俺がヒマなときは遠くからウィンクしながら様子を見ている
目が合ったらゴロゴロいいながら寄ってくる
すごく俺に気を使う猫になった

先週のことだった
俺の父さんが借金があることが発覚した
昔も同じことがあってあの時は100万近くの借金だった
今回は今までとは違った
俺らに隠し続け1千万近い借金だと
何回痛い思いしてもギャンブルから抜け出せないらしいな
俺と父さんは出稼ぎにいくことになった
ウィンクは俺のまったく知らない家に引き取られることになった

461 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/10/20(月) 18:55:27
一昨日がウィンクとの最後の夜だった
俺初めて「ウィンクおいで」と言ってみた
ウィンクは俺が怒っているのかな?って感じでクルっと回ってまたこっちを見た
何回も「おいで」っていっても来ない
ウィンクは俺が怒っていると思っている

俺は今まで優しくしなかった
頭も撫でたこともない
「おいで」なんて呼んだこともない
友達も彼女もいない俺に甘えてくれるのはウィンクだけなのに
俺は後悔した
叩いたり怒ったりばっかでこいつの幸せなんか考えていなかった
こんな最後になって今更こんなこと思っている俺にむかついた
そんなこと思っていたら涙が出てきた
久しぶりに泣いた
そしたら俺の異変に気付いたのか
ゆっくりウィンクが近づいてきた
俺が動くとビビッて逃げると思ったから俺は動かなかった
俺の顔を見ながら「マー、マー、マー」とウィンクが鳴いた
2年ぶりにこいつの鳴き声を聞いた
また俺は涙が溢れてきた

俺は無理やりつかまえて布団に入った
そして優しく頭を撫でてやった
俺のすすり泣きとウィンクのゴロゴロでいつの間にか俺は寝てしまった
朝目が覚めると目の前にウィンクがこっちを見ていた
ずっと一緒にいてくれたんだな
また頭なでてやった

しばらくして知らないおばさんが来た
俺は母さんにウィンクを渡した
人が嫌いな俺は窓から様子を見ていた
ウィンクはすごくパニクってた
あいつ「ウ~~~」って怒ってるさ
あいつが怒るとこ初めてみた

ごめんウィンク
俺に友達がいたら、また会えたかも知んないのに
全然優しくしてやれなかったし
お前の好きな食いもんとか全然わかんないし
遊んでやったことないし
いっつも1人で遊んでるし
ごめん
お前は俺を愛してくれてたのに
俺は全然気がつかなかった
こんなことなら拾わなきゃよかったな
ごめんな
お前がいないと寂しい
辛くて苦しくて
またお前のゴロゴロが聞きたい
俺は明日遠くに行く
多分もう会えない
お前は会いたくないかもな
俺のこと忘れちゃうのかな
幸せになってくれウィンク
ごめんな
俺は世界で一番お前のことが好きだ
ごめん

 - 動物の泣ける話

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