号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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*

ペットロスを経験して

   

この前飼い猫が病気になったんですよ、末期のね。

で、生まれて初めてペットロスを経験したわけですわ。

正直最初はペットロスって軽いもんだと思ってたのよ。

動物飼いならみんな普通に経験してるからさ。
あのね、俺が間違ってた。あれは人が経験するもんじゃない。
冷血人間だね、冷血人間だけが耐えられるものだよ。

最初に「安楽死承諾書」出された時さ、
めちゃめちゃびびってペンそろ~って持ってそろ~っと名前書いたのよ。

10秒くらいかけてさ。でなんか怖くなって消すどころか承諾書破り捨てちゃったのさ。

そしたら飼い猫がさ「苦しいよ」とか目で訴えてくるの。
同じ過ちは2度繰り返さないのが俺よ。

だから名前書いたのさ。

えぇ、そりゃもう書きましたとも。

・・・・・・

全てを忘れて書いたよ。
家に迷い込んできた時のヤツの心もとないほどガリガリだった体とか、
初めて膝で寝てくれたときにホントに嬉しかった事とか、
エサをねだる時の愛らしい顔とか色々思い浮かんでくるのを頭から振り払ってね。

だってヤツが苦しいって訴えてたからね。

そしてらエライ事になった。

もうすごい即死。

そして俺のすごい涙。

幅3cmくらい。

昔の漫画だけど星飛雄馬やはだしのゲンにも負けない。

それで横見たら飼い猫がすごい安らかな顔を俺の方に向けてんの。

ホントごめんなさい。

正直「飼い主なら苦しみから救ってやるのが義務だぜ!」
なんて見栄張らないで素直に最後まで悪あがきしてやればよかった、
せめて自然に任せて死なせてやればよかったと思ったよ。

心の底から承諾書にサインした事を後悔したね。

でも埋葬が終わって友達に
「猫はさっさと死んじまうな!これだから猫は。今度は長生きするカメでも飼うか」

とか言っちゃてんの。

ホント俺ってダメ人間。
誰か助けて下さい。・゚・(ノД`)・゚・。

 - 動物の泣ける話

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