号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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最高の一杯

   

おじいちゃんとの思い出。
おじいちゃんは7年前に遠くに行ってしまったけど、俺の中で忘れられない思い出があります。元々、母が長女でおじいちゃんとおばあちゃんとは、ずっと一緒に暮らしていました。

よく夜遅くまで居間で1人でテレビ見たり本読んだりしていました。
そんな時おじいちゃんが起きてくることが時々ありました。

その思い出は、県外の大学に行くために1人暮らしを初めて冬休みに実家に帰省してる時です。おじいちゃんは病気を患って入院を繰り返し、丁度家に帰ってきていましたが、母から「もう長くはない」と聞かされていました。

その日も夜遅くまで1人で本を読んでいると、おじいちゃんが起きてきました。少し話をしていると、どうやら夕飯を食べなかったとのこと。
ラーメン作るから半分づつ食べる?と聞くと、頷いたのでラーメンを作り2人で食べました。
すると、おじいちゃんはスープを一滴も残さず飲み干して「うまかった」と一言。照れているのかテレビの方を見ながら言いました。俺の記憶で、おじいちゃんがスープまで飲み干したのは初めて見ました。その後寝ましたが、後日、大学のため帰る時におじいちゃんとおばあちゃんが居間で並んで座っていたので「またね!」って言うと、おばあちゃんは「はいよ!」と応えてくれたのですが、いつもなら頷くおじいちゃんは、その時だけはニコニコ微笑んでいるだけでした。
それで、おじいちゃんとはもう会えないかもしれないと感じました。おじいちゃんが一番よく知っていたのかもしれません。

それから数日後、母から夜中に電話があり、嫌な予感が的中してしまいましたが、おじいちゃんとの2人だけの思い出です。
そして時折思い出します。

おじいちゃんを思い出す時は、あの笑顔のままです。
反抗期は、ひどいこと言ったりしたけど、優しいおじいちゃんでした。
孫のやることには絶対に怒らずニコニコして見守ってくれてましたね。
おじいちゃん孝行もっとしたかったな。
その分あなたの愛したおばあちゃん大切にするからね。

 - 家族の泣ける話

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