号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

*

久しぶりの団欒

   

夫婦仲良くできず、子供(当時3歳)と3人で飯食うこともほとんど無かった。

ある日俺がたこ焼きを作って家族3人で食った。子供も嫁もなんか久しぶりの団欒だった。

みんな沢山食った。

その後、子供と風呂に入った。大量に彼は大量に吐いた。

「しんどいのか?」「風呂上がって休もうか」と俺は子供に聞いた。

子供は「うぅん。だってとうさんが作ってくれたのをかあさんと沢山食べて楽しかったんだ」

「みんなが楽しかったから楽しくて沢山食べたん。美味しかったで」

3歳の子供がこんなことを言うのかという驚きと、その頃折り合いの悪かった嫁との関係を恥じた。子供の目にもそれが見えていたんだ。

風呂でゲロまみれの子供にシャワーを浴びせながら泣いた。

あまりに耐え切れず、その後子供を抱きしめて泣きじゃくった。「ごめんな」を繰り返した。

他の人が聞くとたわいの無い話だろけど、俺にとっては一生忘れられない話だ。

 - 家族の泣ける話

  関連記事

no image
12歳違いの父と6歳違いの姉

高校の時、母親が病気で亡くなった。
父は弱い人だったのだと思う。
苦しむ母親から目をそらして、他に恋人を作って、母親が亡くなると家を出ていった。
「高校卒業までは面倒をみる。その後は自力で暮らし…

no image
じいちゃんの夢

じいちゃんが死んだ。

じいちゃんは死ぬまでバイクに乗り続けた。若い頃は無免で乗りまくってたらしい。

昔からバイクの話をよく聞かされた。無免時代は125ccのバイクで70キロくらいで牛にぶつかっ…

no image
心に残る思い出、何もなし

小中学校の卒業文集にさえ
「心に残る思い出、何もなし」と書いた私。
人並みの生活を送ることさえ出来ず、夢と希望は常に打ち砕かれ、
ただ目の前の出来事を受け入れることに専念した。
世の中に失望していたわ…

no image
姉の結婚式

今日、姉の結婚式だったわけですよ。

兄弟が結婚するなんて今日が来るまで実感しなかったわけで…

今思い返すと私、お姉ちゃん大好きだったなぁ…

ちっちゃい頃からいつもお姉ちゃんと一緒にいた気がする。…

no image
ありがとう、ありがとう

もう、すごく昔の話。
小学2年のとき父が交通事故で逝ってしまったので、
弁当がそれからしばらく白飯に梅干とか漬物とか
そんなんばっかりだったときがあった。
でも子供ながら事情はなんとなくわかっていたの…

no image
最高の一杯

おじいちゃんとの思い出。
おじいちゃんは7年前に遠くに行ってしまったけど、俺の中で忘れられない思い出があります。元々、母が長女でおじいちゃんとおばあちゃんとは、ずっと一緒に暮らしていました。

よく夜…

no image
手をつないで

うちのハハオヤが言ってた話。

私は、年子の女2人姉妹の妹なんだけど、姉は生まれたときからすごく
手のかからないおとなしい子だったらしい。姉が一歳三ヶ月で私が生ま
れてからも、それは変らず、母はそれに…

no image
ばあちゃんのノート

うちのばあちゃんは俺が小学校高学年のときに蜘蛛膜下出血で救急車で運ばれた

深夜に発病したが元看護士だった母の早い対応のお陰か一命を取り留めた。が、やはり後遺症が残ってしまった。

右半身に麻痺が残り…

no image
じいちゃん

2人の大好きなじいちゃん

母方のじいちゃんは
大工でカメラが大好きだった
僕は初孫だったのでたくさん
写真も撮られたし可愛がって
もらった
いつも『アンポンアンポン』って
言われてた
中学の時から部…

no image
お疲れ様でした

弟の話。俺が中3、弟が小5の時。

俺は小学校からずっとサッカーやってて、大変だったけど勉強も両立させて中学受験で私立に入った。

弟は昔から小柄で運動神経のいいやんちゃ坊主だったんだけど、どこか常に…