号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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娘が作ったお弁当

   

午前3時、実家から電話。急いで来て欲しいと母。

行ってみると癌を患っていた父が冷たくなっていた。

おろおろする母を一人にはできず、急いであちこちに連絡。

「そういえば今日は息子の遠足の日だ・・・どうしよう・・・」

当時4歳の息子、バタバタしている最中なので遠足に行かせてしまおうと思ったが、遠足の弁当を作っている時間がない。それでもあせって自宅に帰ったら、中一の娘が

遠足の弁当を作ってくれていた。普段はカップラーメンぐらいしか作らないのに。

ごはんにふりかけをかけて、ウインナーや卵焼き、ほうれん草のおひたしetc…
「ありがとう・・・」ジンときたよ。

その弁当を持って息子は遠足に。

私は葬儀の手配など忙しく動き回っていた。夕方保育園まで息子を迎えに行って、お弁当箱を開けてみるとキレイに食べてあったが、ほうれん草のおひたしだけが残っていた。ほうれん草スキなのに。

「コノホウレンソウ、辛カッタ・・・」

食べてみるとそれは大量のカラシナの漬物だった・・・。

・・・でも、娘よ、ありがとね。

 - 家族の泣ける話

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