号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

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涙のマイクロバス

   

わたしはとある高校でバレー部に入っていました

小2から始めたバレーは私の生活の一部というか私の人生になっていました

高校3年になり元々強豪校だったこともあり
私の試合での出番はなくなっていきました

高校総体で引退し残りの高校生活は後輩のサポートというかたちでした

しかし後輩の人数が少なくわたしは引退したにも関わらず遠征にも合宿にも強制参加でマネージャーをしていました

引退する前より大変な毎日を送り
何もしてくれない
他の引退したメンバーとの仲は悪くなってしまっていました

そんなことに後輩は当然気付き明るく接してくれて
とても楽しい時間を過ごすことができ私も後輩のためにならなんでもしていました

正直なところ卒業までの間誰かと遊ぶ時間なんてあまりなく
引退したメンバーを羨ましく思い涙したことも何度もありました

そして九州大会が決まる
そして私が卒業する前の大切な試合

後輩の代は上手なメンバーがそろわず
いつも大事なところで負けていました

わたしはその前日に
保護者の方と打ち合わせのメールをしていました

その保護者は一つ下で引退したメンバーとは仲がよく
私とはあまり仲がよくない後輩の保護者でしたが
その保護者とはとても仲がよかったので
普段でもメールをすることがよくありました

そしてその時その保護者から聞いたのが
『いつも○○さんは自分達の為になんでもしてくれるけん,○○さんのためにも勝って九州大会に連れて行こう窶シ』と言ってたよという内容でした

わたしは今までなんで私がという思いでいたことがありました
しかしこの言葉を聞き自分を見直しました

後輩と一緒にもっとバレーがしたい

勝ちたい

私達は次々と勝ち上がり
県で3位になり九州大会へ進むことができました
私も後輩も涙しまた練習をがんばりました

そして九州大会では参加するだけでも凄いことだと思っていて
まさか勝ち上がるとは思っていなかったのですが
なんと九州ベスト8まで勝ち上がることができました

結局優勝は私達の県の強豪校でした

帰りのバスの中ふと携帯を見ると何通かのメールが…

同じバスの中で疲れて寝ていると思っていた後輩達からの感謝のメールでした

私は周りにバレないように声を押し殺して泣きました
我慢してたものが全て大切な思い出にかわった瞬間でした

私にとっては引退してからの思い出の方が濃くて大切な時間だったように思います

結局試合に付いて行ったのは
それが最後というわけにはいかなかったのですが…笑

すいません
部活してた方にしかわからないかもしれないですが…

 - 学校での泣ける話

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