号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

*

先生へ。

   

僕が中学の時の話。
僕のクラスの担任は、すーんごく堅くていつも怒ってばっかで、この先生には愛想というものがなかった。

そして中学も最後。
卒業式。
みんなと別れるとおもうと、まじ泣けた。
すっげーさみしかった。
でも担任の先生は別になんとも思わなかった。
卒業式の時も、他のクラスの担任は泣いてるのにうちの担任だけ無表情。

あー、最後までつまんない先生だなー。って思った。

そして教室に戻って最後のホームルーム。
一人一人に担任が最後の挨拶をした。
そんで、前から計画してた担任への掛け声のメッセージをクラス全員でやった。聞いてるときも無表情。
ま、予想通り。

んで、それが終わって、最後に担任が全員に向けて話をしだした。
「中学で学んだことを高校で十分に発揮して勉強や部活動に励んでください。」
ふつー。

実にふつー。

と思ったその後。
「グスッ…そうだよなぁ…お前ら…明日からもうこの教室にいねぇんだもんなぁ…」
泣いていた。鼻水たらして、ひっくひっく言って。
なんでだろーなぁ。
俺も泣いたよ。
どっからこんなに水をもってくんだよってくらいに涙が溢れた。

「ごめんなぁ…俺不器用だからさぁ…
お前らに冷たく当たっちまって…
ごめんなぁ。
こんな先生でもお前ら、好きか?」

一人の男子が「好きです窶シ」と叫んだ。すると、
「うちも!」「わたしもです!」
「俺も好きだぞ窶シ」

なんだよ、みんな泣いてんじゃん。
「お前ら…ありがとう。」
「卒業おめでとう。」

あれから5年経った。
先生。俺教師になりてーんだよ。
今大学で、勉強がんばってんだ。
だから先生も頑張ってください。

先生。

大好きです。

 - 学校での泣ける話

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