大きな病院で働いていた頃
昔、結構大きな病院で働いていた頃。
夜勤になると、トイレから頻発にナースコールが鳴ってた。
患者さんが倒れてると大変だ!と、急いで駆けつけるも誰もいない。
あと、誰もいない個室からナースコール来たり。
巡回に回ると、個室に人が入って行く。
見ると誰もいない。
真夜中にエレベーターのチーンて止まる音が聞こえて、ドアが開くのに誰も乗っていない。
廊下を人がウロウロしていて、懐中電灯で照らすと誰も居ない。
婦人科病棟では、夜になると子どもの笑い声がしたり、分娩室をサンダルで走り回っている音がしたり。
不思議と昼間はそういう事は起きない。
みんな慣れてて「あ~まただね~」と冷めた反応。
私も「病院だから、亡くなった患者さんがウロウロするのは当たり前か」と、冷静でした。
慣れってある意味怖いなぁと実感てます。
関連記事
-
林の中にある病院
雄別にある廃墟の村、そこにまだある廃墟の病院。
その病院は、他に何もない道路沿いの林の中にポツンとある。
肝試しに行って最初に感じるのは、その病院の立地条件の矛盾である。
先に述べたように、道路…
-
トンネルの上の廃病院
中学生くらいの時の話。
当時中の良かった4人で、肝試しすることになったんだ。俺の他をA・B・Cとしておこうか。
夏だったし、地区にあるトンネルの上に丁度良さげな廃病院があるってんでさ、その日の深夜…
-
夢を見ていた
今日の話だけど、骨折で入院した友達を病院に見舞いに行ってきた。
場所が場所だけに、入院してる友達を恐がらせてやろうとみんなで怪談話になった。
どこかで聞いた事があるような怪談話をみんなでしていたら、隣…
-
お迎え
拝み屋のオカンの話を投下。
だいぶ前に某SNSに投下した話で申し訳ないけれども。おいらのオカンは当時66歳、
なにかと体に不自由のでる年齢ではあったんだけれども、いたって元気な肝っ玉ばあちゃんです…
-
老人病院での夜勤
私の兄の話。
私の兄は神奈川県の某老人病院で看護士をしている。
その病院では、夜中に誰も乗ってないエレベーターが突然動き出したりなど、いかにも病院らしい芳ばしい話がよくあるとの事。
その兄が今…
- PREV
- コックリさんごっこで
- NEXT
- 山の中のホテル