恐怖!!絶対見てはいけない!!本当にあった怖い話200話超デラックス

恐怖!!絶対見てはいけない!!本当にあった怖い話200話超デラックス

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山の中のホテル

   

今から10年位前だったかな、妻と子ども連れて結構遠くの温泉に行ったんだよ。
で、帰り(12時くらいだったか)もう遅いから、今日は何処かに泊まって次の日に帰る事になったんだよ。
でも、既に山道に入った後で宿どころか家も無くて、しかも街に出るまでっていったらかなりの時間がかかるし、
子どもも眠いって言い出したから、近くに泊まるとこないかなーなんて言いながら探してたんだよ。

そしたら山の中にポウッと灯りが見えたんだよ。
俺「あれホテルじゃねえの?」
妻「ホントだ看板が見える!」
その時もう夜の一時過ぎてて、この際ちょっと位ボロくてもいいだろって思ってたんだ。
でも、看板が近くになってそのボロさ加減に驚いた。
でも一応電気も通ってるし、ホテルはあるだろと思ったんだが、看板が指してる方向は真っ暗闇の竹やぶ。
そこに、コンクリートのひかれていない道が延々と続いてるんだ。
妻「ちょっと怖いよ。やめない?」
俺「でも街まで結構あるし、〇〇を早く寝かせないと」
う~んと妻も渋々いいよと言ったので、竹やぶを進むことにした

行けども行けども竹やぶに挟まれた真っ暗な悪路が続いて、一向にホテルが見えない。
俺「これ、ホントにホテルなんてあんのか!?」
妻「ちょっと遠すぎだよね…」
イラツキながら車で進んでると、
『この先、〇〇ホテル』と書かれた、入り口にあった看板より更にボロボロの木の看板が目にとまった。
俺「うっわ!ヤベぇな」
妻「もう帰ろう!」
俺「ここまで来たんだし行ってみようよ」
そう言って進んでるとホテルが見えてきた。
俺・妻「やっと着いた~」
ホテルは意外に大きく、
車庫に車を停めに行くとガレージ式になっており、車が入る度シャッターが降りる仕組みになっていた。
かなりの数の車庫があり、その内結構な数のシャッターが降りていた。
俺「あれ、泊まってる人結構いるじゃん」
妻「ホントだ」

俺「部屋あいてるかな?」
妻「大丈夫でしょ結構大きかったし」
で、ホテルに入って行ったんだけど(ホテルじゃなくて旅館って感じだったな)、受け付けに婆さん一人いるだけなんだよ。
変な旅館だな何て思いながら、
俺「さっさとチェックインして部屋いこうや」
妻「ちょっと待ってて」
そう言って妻がチェックインを済まし、部屋に着いたんだけど…寒い!!9月だってのに異常な寒さだった。
俺「さっむいなー山だからかな?」
妻「ホント寒いね〇〇風邪ひくかも」
俺「ちょっと暖房つけてもらってくるわ」
フロントに行くと婆さんがいて、
俺「すみません、寒いんで暖房つけてもらえますか?」
婆さん「ハァ、ハイハイ」
内心この婆さん聞こえてんのか?と思いながら、念のため「頼みますよ」って言い部屋に戻った。

俺「暖房つけてもらったから」
妻「でも寒いよ」
俺「まだ効いてないんだよ、それらしい音もするし」
子どもはとっくに眠ってて、早く暖かくなれよと思ってたんだが、いくらたっても暖かくならない。
寒いし風呂にでも入ろうと風呂にいったんだが、風呂がまたさらに寒い!
しかも水を溜めよとしても冷水しかでず、「ドウナッてんだよこの旅館」と半ばキレて部屋に戻ったんだよ。
で、文句言ってやろうとフロントに行く途中で、あれ?って思ったんだ。
あれだけ車庫のシャッターは降りてて車は止まってたのに、他の客とすれ違いもしない。
確かに夜遅いかったのもあるけど、なんていうか人の気配がしないんだよ。
そう考えてたらだんだんと怖くなってきて、急いで部屋に戻って妻に「おい!帰るぞ!」。
妻「えっ!?」
俺「いいから!」
急いで子ども抱えて車庫まで走った。
もう金払っててもったいないなとは思ったが、そんなこと言ってられなかったんだよ。
で、シャッターあけて車で帰ろうとした時、視線を感じた。
周り見回しても妻と子どもだけしかいない、
車庫は横にズラッと並んでるんだけど、隣りの車庫との間にしゃがんで覗き込める隙間があった。

ほかの車ちゃんとあんのか?と思い、下から覗いて見て背筋が凍った。
シャッターは降りても車は一台も停まっておらず、その奥から婆さんと何人かの人がこっちをじっ…と覗いていた。
目が合った瞬間、妻を急いで車に乗せ逃げかえった。
そして街で高めのホテルに泊まりました。

ほかにも見知らぬ所に迷いこんだ事がありますが、今日はこのくらいにしておきます。

 - 宿

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