家のドア
ある男性がいた(以下Aとする。)
AにはB子という彼女がいて、とても仲のいいカップルだった。
ある日の夜、AにB子から電話があった。
「ねぇ、Aの家に行っていい?」
「いいよ。何分ぐらいで着く?」
「う~ん。10分ぐらいかな?」
「分かった。待ってるね。」
約束の10分が過ぎたが、B子がなかなか来ない。
すると・・・。
バン!バン!バン!バン!。
ドアを叩く音が・・・。
「インターホンがあるのに、なんて古典的な・・・」
それ程度にしか思っていなかったが、
プルルルル。
電話だ・・・。
それはB子からだった。
「もしもし?B子?今あけるよ。」
「だめ!開けないで!!!」
「どうして?」
「だって今、四つんばいで階段を上ってった女の人が、Aの家のドア、叩いてるの・・・。」
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