恐怖!!絶対見てはいけない!!本当にあった怖い話200話超デラックス

恐怖!!絶対見てはいけない!!本当にあった怖い話200話超デラックス

*

田舎の廃校

   

俺の田舎にある廃校にはその昔、小さな男の子がかくれんぼの最中に、隠れるところが悪かったのか知らんが、窒息死して短い生涯を絶ったという噂が、相当昔から流れていた。
そんな噂は遠の昔に忘れており、俺が大人になって久々に田舎に帰って、田舎友達とワイワイした帰りに、興味本位で例の廃校にを探索することになった。
廃校は今でも普通に誰でも入れる。

俺と友人合わせて4人で廃校に入った。
廃校の廊下にはサッカーのゴールまでとは言わないが、物凄く横に長いでかい鏡がある。
そこで俺らは立ち止まり、4人並んで鏡をみた。
そしたら友人の一人が、「いま5人いたよな・・・」と言い出した。
そいつは当時から嘘が大好きなやつで、冗談かと思ってた。

そしてもう一人の奴が、
「ここってそういえば、昔かくれんぼの最中に○○君って亡くなった子がいる廃校だよな・・・」
と言い出し、全く忘れていた記憶が蘇り、みんな怖くなりはじめた。

とりあえず横の教室に入り、4人は座りながら一服してたら、ボロボロの掃除用具入れのロッカーからドン!!っと言う音が聞こえた。

「今の何だ・・・?猫か・・・?」と俺は言った。
すると友人の一人が、
「も~良いかい?」と、かくれんぼでは定番の呼び声を面白半分で喋りはじめた。
するとその直後、さきほどのロッカーから、
「も~良いよ・・・」と、とても悲しそうな幼い男の子の声が聞こえて、俺らは一目散に逃げ出した。

翌日、おもちゃ屋で子供が好きそうなおもちゃを買い、4人でその教室にお供えをし、線香を焚いて帰ろうとした。
そしたら、廊下の遥遠くの方に人影を感じた。それは男の子だった。
その男の子は「またいつでも来てね」と笑顔で言いながら、俺たちに手を振りながら消えていった。

今でも田舎に帰る度にそこの廃校に寄り、おもちゃをお供えして、俺らはその男の子の名前を呼び、「みーつけた」と言ってあげている。

 - 学校

  関連記事

no image
舞台学科による演劇

長文書き馴れてなくて申し訳ないが、実体験をひとつ。
俺は芸術系の大学に通ってるんだが、そこで体験した話。

夏の初めくらいの時期だったかな?
舞台学科の友人と夕飯に行く約束をしていたんだが、
友人がま…

no image
あかずの便所

当時の子供達が憧れていた第一高等学校の寄宿寮に、あかずの便所があるという話を聞いた。
夜、一人で便所に行くのは、生まれて初めて自分の家を離れた十八歳やそこらの旧制高校生にとって、おそろしい経験だった…

no image
白い女

自分は小中高と、全寮制の学校に通っていた。
凄いド田舎で、そこそこに古い学校。文字通り山の中にある。
トイレの掃除とか凄かったんだ。
夏が近づくと必ず排水溝とかにゲジゲジって呼ばれてる気持ち悪い毛だら…

no image
学園祭の準備

うちの大学は毎年学園祭でワンフロア全部使ってのお化け屋敷が恒例のイベントでな。
それがまた毎年何かしら不可解な出来事が起きるので有名。
一応作業開始前と撤収後に神主様にお祓いをしてもらってるんだけど、…