突然妙な感覚に襲われた
小五の時キャンプ中に米をといでいたら、突然妙な感覚に襲われて「おかーさーん!」と口走っていた。
自分でも何が起こったのか理解できなかった。ついでに米もぶちまけた。
周囲には“先生とお母さんを間違って呼んじゃった子”扱いを受けて馬鹿にされたりヒソヒソされたり。
元々周囲に馴染めない変わった子、頭のおかしい子というポジションだったので、その事は大して堪えなかったんだけど、
どうしても家に連絡をとらなければならない気がした。
でもそれを言ったら、どうせまともに取り合って貰えない上に、また頭おかしい扱いを受けるから、
言い出せなくてずっとモヤモヤしていた。
翌日、キャンプが終わり帰宅すると、
珍しく家事をしていたのか台所から出てきた父に、母が倒れた事を聞いてうわぁぁぁあ!となった。
母が心配で堪らないのと同時に、
何故そんなに呑気にしてるんだ、キャンプなんか抜けさせろ、連絡くらい寄越せ、という怒りもあった。
それを伝えると、父は半笑いで「うん、ギックリ腰だけどな」。うわぁぁぁぁぁあ!心配して損した!
落ち着いて父にギックリ腰の時刻を聞くと、丁度夕刻前の、自分が米をといでた頃だった。
虫の知らせって言うけど、精度が高過ぎるのも考えものだよね。という今では笑い話。
686 :>>684
虫の知らせってホントにあるのかね。
だいぶ前だけど、古舘伊知郎の昼のラジオを聞いていたら、
3時までの放送なのに、2時50分頃のCMの前に「さて、それではさようなら!」と言ってCMに入った。
「いつもより早いな、特番でもあるのかな?」と思ってたら、
CM明けに古館が笑いながら、
「いや本当に申し訳ありません。何を勘違いしていたのか。まだ10分ありました」とお詫びして、
残りのコーナーをこなして番組終了。
そのラジオは以前、シュガーというグループ(『ウェディングベル』がヒットした)の、
モーリというメンバー(※毛利公子)と一緒にやってたんだけど、
モーリが産休に入って、その間は別の人と組んでた。
番組中でも「そろそろモーリから吉報が届くころですね」と言ってたんだけど、
実は出産ギリギリになってヘソの緒が首に絡んで胎児が死亡。
そうなると死んだ胎児を通常分娩で産まなければならず、上に書いた番組のオンエア時はその分娩中だった。
そして何故か分娩途中で容態が急変して原因不明でモーリも死亡。
その時刻がちょうど、古館が長いアナウンサー生活で初めて犯した失態の時間と同じだったとか。
偶然とは言え、あまりにピッタリ過ぎて、これはもう虫の知らせというか、
最後にモーリが挨拶に来て、それに答えてつい「さようなら」と言ってしまったとか、
そう考えたくなるのも不思議ではない。
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