号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

号泣必至!!超泣ける話200話超デラックス

*

ナースコール

   

仕事に追われる毎日で、ついに身体をこわして入院した。
身体も壊れていたが、精神的にもズタズタの状態で、
人間不信になって生きていく気力がなくなっていた。
誰も信じられなくて、最初は看護師さんにもきつくあたっていたと思う。

手術後、医師から回復をできるだけ早めるため
身体動かすように言われていたにもかかわらず、
一人部屋だった俺は、すぐにナースコールして
暑いと言って窓を開け閉めさせたり
点滴の位置が悪いのでやり直せと言ったり
廊下の話声がうるさいと文句言ったり…

その都度、若い看護師さんは嫌な顔をせずに対応してくれた。

ある日、その看護師さんに検温してもらっていた時、
看護師さんの手首の裏側が見えた。
そこには3、4行の短い文章が書かれていて
その中の一つに
「○○号(俺の部屋のこと)9時窓」と書いてあった。

前に別の看護師から聞いた話だが
忘れたくないことは、手に書くことがあるそうだ。

昨日、一昨日とその時間に窓を開けるように頼んだことがあった。
今日はその時間に、呼んだわけではないのに部屋に来て
窓を開けていたのを思い出した。
その看護師さんは、そのことを覚えていて、忘れないように手に書いていたようだ。

俺は、口に出さなかったけどすごく嬉しかった。

次の日、歩行器を使ってだが、自分で立って歩いて窓を開けてみた。
ふらふらだったけど、窓から入ってくる風が心地良くて、
久しぶりに前向きな気持ちになれた。

退院する時に、シフトの都合であの看護師さんに挨拶できなかったけど、
病気を直すだけでなく、生きる気力を与えてくれたあの看護師さんに
感謝しています。

 - 仕事での泣ける話

  関連記事

no image
怖面ての上司

自分でも理由は分からないが、気が付けば仕事やる気を無くして会社を欠勤し、それが数日続いたある日の夜、怖面ての上司が自宅に来た。

最後通告かな、と思いながら、上司の行きつけらしいショットバーへ連れ…

no image
職場の飲み会での話

職場の飲み会での話。
調子に乗ってガンガン飲んでたら、見事に回ってヘベレケ状態に。
ゲロ吐きそうになってトイレに駆け込むも、間に合わず入ったところでぶちまけた。
あまりの気分の悪さに立つことすら…

no image
『産む時代』

オレの上司の係長の話。

オレは今の職場(の今の係)に採用されて3年目の若造。

採用一年目の時は、オレの話など聞く耳もたず、何をそんな次元の低い話をするんだ、みたいな態度だった。

この係は3人…

no image
部長の解雇

そのときの部長はすっごく冷たくて、いつもインテリ独特のオーラを張り巡らせてる人だった。

飲みに誘っても来ることは無いし、忘年会なんかでも一人で淡々と飲むようなタイプで、良く怒られていたこともあって俺…

no image
会社をメンヘルで休職してる女友達が

会社をメンヘルで休職してる女友達が復帰してきた日、
ひどく不安そうにしていた。俺が話し掛けて「俺が
ついてるから、何でも言ってくれ」と言って職場の最新の
資料を渡したら別人のように元気になったな…

no image
同僚の彼

4年ほど前に本社より地方支店に左遷同様で転勤してきた同僚の彼。

事務の女の子に手が早いだの、上司に対して生意気で飛ばされて等、前評判はけして良くありませんでした。

でもいざ着任して同僚として付…

no image
もう少しで帰れるかも!

だいぶ前ソフト系の開発会社で働いていた。

ある月の月末の夜9時過ぎ、ああもう少しで帰れるかも!という希望が
見えて来た頃、何故か同じフロアの営業の新人が急に入って来てしゃがみ込みごそごそ。
私 「な…

no image
ウエディングプランナーの話

私、ウエディングプランナーをしてて
沢山の幸せのお手伝いをさせてもらったけど
忘れられない結婚式があります。
新婦は私より大分年下の10代で可愛らしい子、
新郎は彼女より20歳ほど年上の優しい方でした…

no image
融通の効く上司

約10年くらい前の話。

そろそろ付き合っていた彼女と結婚を考えていた。

仕事の遣り甲斐も感じ、結婚しても仕事を続けたいと希望していた彼女と俺にとっては、まさに好条件が整った状況下で不運は突然訪れた…