電車の中で
とある電車の中の話。
ある日、電車に乗っていると
少し離れた所に
スーツを着た20~30くらいの
男の人が座ってた
その人、マスク着けてんだけど
多分そんくらいだと思う。
何気なく見てたら
足元に買い物袋に入った
綺麗なピンクの花が
ちょこんと置いてある。
愛する家族の為に買ったのか
誰かから貰ったのか分からないけど
俺は、あの、鞄を抱いて寝て
足元に花が置いている
男の人を見てたら
泣きそうになってきた
泣けんかったらゴメン
関連記事
-
京都で一人旅
私が京都で一人旅をしていた時でした。
離婚という大仕事を終え、自分自信の気持ちもやっと落ち着いた頃でした。
でもやっぱり、傷が癒える事はなくて、バイトしてためたお金を握りしめて、大原へいったんです。
…
-
バー
大学4年の春。その土地を離れる前夜に
最後の挨拶、と思って一番世話になったバーに立ち寄った時
酒で知り合った飲み友達と一緒になった。年上の女性で、喜んで飲みすぎる漏れ、悲しくて飲んだくれる漏れ、
…
-
ホームレスの男性がしてくれた贈り物
ある日俺は街へ出掛けた。
「暇だなぁ。本でみるか」
と思い本屋へ向かってる途中に一人のホームレスが寝ていた。
「邪魔くせーな。うぜー。」
と思い歩いてると突然3才くらいの男の子が道路に走っていった。す…
-
サンタクロースは、私のカミサマです
中1の時、親の転勤でいきなりアメリカの学校に通う事になってしまった。
中1で田舎の中学でやってた英語なんで「Hello,this is pen」のレベル。
ひたすら「This is ○○」のレベル…
-
「機械」だったバイク
とある中古のバイク屋で店員をしていた。(今は転職して違う業種)
バイクは特に好きでも嫌いでもない。
金があれば欲しいな程度にしか思っていなかった。
免許も車に付いてくる原付しかない。
しか…
-
ロールプレイングゲーム
泣けるというか、俺が泣いたゲーム。
RPGツクールのプレステ版で、
小学生の弟に遊んでもらおうと思って、
家族ネタで弟が勇者になって母親を救い出す。
っていうRPGを作った。弟は小学生、父親は離…
-
多くの命を救った防災無線
宮城県南三陸町で、震災発生の際、住民に避難を呼びかけ、多くの命を救った防災無線の音声が完全な形で残っていることが分かりました。
亡くなった町職員の遠藤未希さんの呼びかけがすべて収録されているほか、呼…
-
全員集合!
脱退してかつ死去したメンバーは一人しかいない。
C.Arai(1928-2000)だ。そのAraiの葬儀の時にバンドリーダーが読んだ弔事。
「出発間際の忙しい時に、とあんたは大変怒るかも…
-
ばあちゃんの遺品・・
オレは小さい頃、家の事情でばあちゃんに預けられていた。
当初、見知らぬ土地に来て間もなく当然友達もいない。
いつしかオレはノートに、自分が考えたすごろくを書くのに夢中になっていた。それをばあちゃ…
-
金庫破り
あるところに、開けられない金庫はないと言われる金庫破りがいた。
男の仕事はすばやく、都会の金持ちや警察に噂される人間だった。
男の名前はジミーバレンタイン。
ある日、ジミーは田舎へ仕事に…
- PREV
- 『産む時代』
- NEXT
- 「機械」だったバイク